〈こども〉の探究

写真家 牛腸茂雄さんの写し出すなんとも言えない距離感が好きです。
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「時間の厚み」体験について探索することはなかなか興味深い。
産まれたばかりの赤子から、臨終の際を彷徨う老いたる人の身の上にまでも、「時間」は等しく刻まれ、刻々と流れていく。
だが、我々の「私の時間」は有限である。有限かつ固有な「時間」を生きるということは、「いのち」そのものへと連なる。
我々のかけがえのない「いのち」を、より個性的に輝いたものとして活性化するためには、主体的な「時間の厚み」体験を、より豊かにすることからしか始まりはない。
子どもの「時間」体験は「いのち」そのものだから、その拡がりや膨らみや深さにおいて、目を見張るものがある。
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(牛腸茂雄さんによる文章_写真評論家 飯沢耕太郎さんの解説より抜粋)