無題

素敵な一文に出遭いました。

 

 わたしの線は、いつもすこし震えています。
 まるで心臓の鼓動のように。
 震える線はわたしの個性なのです。
 (『ディック・ブルーナのデザイン』 新潮社より)

 

 

 わたしの絵本の登場人物たちは、いつでも視線を読者のほうにおくっています。
 たとえ、体が横を向いていても顔は正面向きです。
 正面向きの絵というのは、嬉しいときにも、悲しいときにも目をそらすことなく、
 読者の子どもたちと正直に対峙していたいという気持ちのあらわれなのです
 (『ディック・ブルーナのデザイン』 新潮社より)

 

 

物事の本質に触れると、少しだけ豊かな気持ちになります。