09302014

鹿児島の知的障がい者支援施設「しょうぶ学園」の利用者を中心に構成される、
民族楽器のアンサンブル・パフォーマンスバンド「otto & orabu」のLIVEが熊本で開催されます。

数年前に鹿児島で行われたとある野外フェスで「otto & orabu」と出会って以来、僕もファンになりました。

お時間のある方はぜひ足を運ばれてみてください。

 

『otto & orabu Live at KUMAMOTO あたらしいところへ』
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心地よい「不揃いな音」

本来、音楽では「不揃い」や「ズレ」は好ましいものではありません。
しかし、「はたして揃うことがすべて美しいことだろうか」と問いかけてみると、見えている世界には、実は見えていない別の可能性があることに気づきます。
それぞれの人が違うから、美しいのであって、中身の違いがあるからそれを認め、合わせることができるのです。
健常者の特性である「揃えること」が過剰になればなるほど障害者と離れていくのと同時に彼らは頑強に「ズレること」を守っているようにも感じます。
そこに魅せられ、私たちは、不揃いの音のバランスの良い配置を模索しています。
大事なことは、彼らの不揃いの音が無理に主役になることなく、心地いいと感じる音が生まれてくることです。
そして、純粋にズレた彼らの音とコラボレーションすることによって、新しい発見の場としてottoの活動は思いもかけない視点を私たちに気づかせてくれると思います。
(福森 伸)
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しょうぶ学園 福森施設長の視点や言葉もとても素敵です。

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そして僕のお気に入りの一枚。抜群にカッコよかです。